2024/03/21 16:04
優れた洗浄力、保温・保湿効果、節水効果など、さまざまな特徴のある「ミラブルzero」。
その性能を実現しているのは、特許も取得しているシャワーヘッドの精密な内部構造(特許-6717991)にあります。
メーカーである株式会社サイエンスの、技術の結晶とも言える製品ですので、やはり相応のお値段になっています。
高価格帯の製品ですから、そのランニングコストや寿命も気になりますよね。
そこで今回は、「ミラブルzero」をご購入いただいた後の、維持費などについてまとめていきます!
ランニングコスト1:トルネードスティック
「ミラブルzero」の本体には維持費はかかりませんが、付属品の「トルネードスティック」はカートリッジ交換式なのでランニングコストがかかります。
使用状況にもよりますが、交換時期は3ヶ月程度が目安になります。
交換せずにそのまま長期間使用し続けると、カートリッジ内部で粒状のフィルターが溶けて固まってしまい、水圧低下やカルキ汚れの原因になります。
それでは、3ヶ月ちょうどで交換する場合で、1年あたりのコストを計算してみましょう。なお、価格はすべて税込表記です。
3ヶ月で1本なので、年間4本のトルネードスティックが必要になります。
3190円 × 4本 = 年間12760円
なお、「ミラブルzero」は「トルネードスティック」なしでもご使用いただけます。
主な特徴である残留塩素の低減が不要である場合は取り外してご使用ください。
過去記事「【ミラブルzero】トルネードスティックは絶対必要?交換時期は?効果や性能を詳しく解説!」でも紹介していますので合わせてご確認ください。
ランニングコスト2:シャワーヘッド本体の寿命
ミラブルzeroの本体(シャワーヘッド部分)の寿命は、市販の一般的なシャワーヘッドとあまり変わらないです。
ご使用状況によって大きく異なりますが、寿命自体はおよそ10年程度です。目詰まりなどなんらかの理由で、5年程度で買い替えが必要になる方もいらっしゃるようです。
ここでは5年で買い替えた場合で、1年あたりのコストを計算してみましょう。
49390円 ÷ 5年 = 年間9878円
これにさきほどのトルネードスティックのランニングコストを足します。
12760円 + 9878円 = 年間22638円
これ以外にも、故障やメンテナンスなど追加で費用が必要になる場合もありますが、1年あたり22638円がミラブルzeroの基本的なランニングコストとなります。
節水効果によるランニングコストの軽減
「ミラブルzero」は高い節水効果が期待できるため、シャワーに必要な水道代がランニングコストから軽減できます。
2020年の総務省の調査を参考に、東京都で4人暮らしでシャワーに必要な水道代は、1日あたり172.8円とします(※シャワーを15分間流しっぱなしにした場合。1分あたりの使用量を12L、1Lあたりの水道代を0.24円と想定(東京都水道局資料より))。
この条件で年間の水道代を計算します。
172.8円 × 365日 = 年間63072円
「ミラブルzero」の節水率は、トルネードミストで最大60%になりますが、スプラッシュストレートなどの併用も考慮して、ここでは節水率30%で計算してみましょう。
63072円 × 30% = 年間約18921円
1年あたり約18921円分の節水効果が期待できます。
これをランニングコストで増えた出費から差し引くことができます。
22638円 - 約18921円 = 年間約3717円
ランニングコスト-節水効果で、維持費は1年あたり約3717円、1日あたりでは約10.18円になります。
このように、節水効果だけでもランニングコストはかなり軽減できることがわかりました。
※2020年のデータを基準にしているので、現在の計算とは異なる場合があります。
洗浄能力の高さによるランニングコストの軽減
「ミラブルzero」には、さらに節約につながる特徴として優れた洗浄力があります。
シャンプーやボディソープ、洗顔料、またはクレンジングオイルなど、バスタイムには様々な消耗品がありますが、「ミラブルzero」ならそれらを過剰に使用する必要がなくなります。
極端な例ですが、べとつきが気になって毎日2回髪を洗っている方の場合、1回で十分に洗い流せるようになることでシャンプーの消費量が以前の半分になるケースも考えられます。
※ミラブルzeroには殺菌性能はありませんので、洗剤が一切不要にはなりません。適切な量の併用をお勧めします。
価格や使用量は商品やご使用状況によって千差万別ですのでここでは計算に含めませんが、場合によっては大きな節約効果が見込める方もいらっしゃいます。
まとめ
「ミラブルzero」のランニングコストと節約効果についてまとめてきました。
市販の一般的なシャワーヘッドと比較しても維持費にほとんど差がないことがわかりました。
特に節水による節約効果は、皆さんの想像以上ではなかったでしょうか?
ミラブルzeroは高価格帯の製品ではありますが、ぜいたく品ではなく、自然にも家計にもやさしいシャワーヘッドです。