2025/12/22 16:52

「浄水器をつけた方がいいの?」
そのようなご相談を、当店でも多くいただくようになりました。
家族の健康を守りたいと思うのは当然のことです。
しかし、不安に駆られて対策を急ぐ前に、一度「冷静な数字」を見ていただきたいです。
実は、医学や毒性学の視点で「私たちが毎日体に入れている有害物質の量」を比較すると、PFAS以上に警戒すべき「身近なリスク」の存在が浮かび上がってきます。
今回は、日常に潜む様々な生活習慣リスクを徹底比較し、その上で「なぜ今、PFASなど、水のセキュリティ対策が必要なのか?」という本当の理由をお伝えします。
また、その対策の一つとして、当店で取り扱っている「サイエンスウォーターセキュリティ」についてもご紹介します。
1. 80年間摂取し続けた場合の基準値
まず、一番大切な「量」の話をします。
どんなに毒性が強いものでも、量が少なければ影響は小さく、毒性が弱くても、量が多ければ体への負担は大きくなります。
私たちが日常で摂取しているリスク物質の「量」を比べてみました。
多くの基準値は、生涯(約80年)に渡り摂取し続けた場合に健康影響が出る可能性を考慮して設定されています。
その視点で、さまざまな物質の「量」を確認してみましょう。
■水道水中のPFAS(有機フッ素化合物、PFOS、PFOAなど)
・1日の摂取量(目安):PFOSで0.6〜1.1ng/kg日、PFOAで0.066〜0.75ng/kg日
・暫定目標値:50 ng/L以下(食品安全委員会では、体重1kgあたり20ng)
参考:内閣府 食品安全委員会 https://www.fsc.go.jp/foodsafetyinfo_map/pfas_faq.html
正式な基準値は策定中ですが、平均的な摂取量は暫定目標値を下回っている地域が多いようです。ただし、一部地域では目標値を超える数値が検出されるケースもあるため、生活環境によって摂取量は異なります。市区町村の公式サイトなどで、ご自身の地域の調査結果を確認してみることをお勧めします。
※ 1g = 1,000,000,000ng(10億ナノグラム)
■排気ガスや空気(PM2.5・CO・HC・NOxなど)
・1日の摂取量(目安):データなし(環境により大きく異なるため)
・基準値:年平均15µg/m³、日平均35µg/m³(PM2.5の場合)
参考:(PDFファイル)環境省 微小粒子状物質(PM2.5)に関するよくある質問(Q & A) https://www.env.go.jp/air/osen/pm/info/attach/faq.pdf
こちらは個人の摂取量を測るのが難しいですが、交通量の多い地域など、環境によっては無視できない要素です。PFAS同様、住環境によってリスクが変動します。
※ 1g = 1,000,000μg(100万マイクログラム)■砂糖(果糖・ブドウ糖など)
・1日の摂取量(目安):70g(500mlのペットボトル炭酸飲料1本で55g前後)
・推奨される基準値:25g以下(WHO指針)
砂糖は、気づかないうちに基準の数倍の量を摂取している可能性があります。ただちに健康被害が出るとは限りませんが、生活習慣病のリスクを考える際、優先して見直すべきポイントです。
■アルコール(エタノールなど)
・1日の摂取量(目安):20g(500mlのビール1缶分)
・基準値:約20g(WHOでは安全な基準値はなく、摂取しないことを推奨)
参考:厚生労働省 アルコール https://www.mhlw.go.jp/www1/topics/kenko21_11/b5.html
ビール500ml缶1本で、適度な飲酒量の目安に達します。肝臓への負担を考えると、休肝日を設けるなどのコントロールが必要です。
■タバコ(ニコチン、タールなど)
・1日の摂取量(目安):0本~
・基準値:0本(WHOでは安全な基準値はなく、摂取しないことを推奨)
参考:The BMJ (2018年)(世界五大医学雑誌の一つ) https://www.bmj.com/content/360/bmj.j5855
研究データによると、1日1本の喫煙でも、冠動脈疾患のリスクは非喫煙者に比べ約2.27倍高まるとされています(男性で20本吸う人の約46%のリスク相当)。ご自身の健康はもちろん、受動喫煙への配慮も必要です。
このように、日常生活の中にはPFAS以外にも様々なリスク物質が存在します。
「何がどれくらい体に入っているか」を総合的に見ることが大切です。
2. リスク物質を独自にランキング!
先に挙げた物質を、「摂取してしまう量」と「健康リスク」で掛け合わせたとき、負担が大きいのはどれでしょうか? 独自の視点でランク付けしました。
※このランキングは、各物質の毒性や摂取頻度を考慮した当店の独自評価であり、公的なリスク評価を決定づけるものではありません。
■1位:タバコ
がん、循環器疾患、呼吸器疾患など、多くの健康リスクに関与しています。
本人だけでなく周囲への影響(受動喫煙)も含め、健康を考えるなら最優先で対策すべき項目です。
■2位:砂糖
アルコールに近い代謝負担がかかる上に、現代の食生活では基準値を大幅に超えて摂取しがちです。
子供から大人まで毎日摂取する機会があり、無自覚に量が増えてしまう点(ブレーキがきかない点)で、高いリスク評価としました。
■3位:アルコール
肝臓等への負担は明確ですが、「酔う」という身体反応があるため、砂糖よりは自制が効きやすい面があります。
ただし、習慣的な多量摂取は大きなリスクとなります。
■4位:排気ガス
自ら摂取するものではありませんが、呼吸をする以上避けることが難しく、微粒子が体内に取り込まれるリスクがあります。
■5位:PFAS
体内への蓄積は懸念されますが、タバコや過剰な砂糖摂取のような「臓器への直接的な負担」と比較すれば、現時点での優先度は5位としました。
ただし、基準値を超える地域にお住まいの場合は、より高い警戒が必要です。
3. それでも「水」を変えるべき、たった1つの理由
「砂糖もダメ、空気も汚い、その上PFAS…。もうどうすればいいの?」
そう思われるかもしれませんが、答えはシンプルです。「自分でコントロールできる『水』だけは、意識的にコントロールする」ことが、もっとも確実な防御策になります。
私たちの体には、「負担を溜められるコップ(許容量)」があると考えてください。
・砂糖・添加物: 毎日注がれます(なかなか減らせない)。
・排気ガス: 息をするたびに注がれます(防げない)。
・タバコや酒: さらに注がれます。
現代人のコップは、もうギリギリの状態かもしれません。
そこに、水道水の「PFAS」「残留塩素」「鉛」といった余計な一滴が加われば、どうなるでしょうか?
コップから水があふれ、不調の原因になるかもしれません。
■「確実な防御壁」サイエンスウォーターセキュリティ
空気(排気ガス)を全てきれいにするのは、物理的に不可能です。
食事(砂糖)を完全に断つのも難しいでしょう。
しかし、家中の水(飲み水・お風呂・洗顔・ウォシュレットなど)の質を高めることは可能です。
セントラル型浄活水装置「サイエンスウォーターセキュリティ」を導入することで、残留塩素の低減や、PFASの除去(※)、鉄サビなどの不純物の除去を、家じゅうすべての水栓で実現できます。
※浄水器協会(JWPA)の規格基準(JWPAS B基準)に規定された試験方法により、PFAS(有機フッ素化合物)の一種であるPFOS・PFOAの除去試験を実施。これにより、活性炭フィルターでPFOS・PFOAの除去が確認されました。
排気ガスにさらされる呼吸器を、塩素刺激の少ないやさしい蒸気で包む。
食生活で負担のかかる体に、不純物を極力取り除いた水を届ける。
サイエンスウォーターセキュリティで「水」のリスク対策をすることは、負担の多い現代社会で、体のコップがあふれないようにするための賢い選択になります。
まとめ
PFASや水道水の汚染に関するニュースを見て、不安になりすぎる必要はありません。
まずは、リスクの大きいものから優先順位をつけて対策しましょう。
・レベル大(砂糖・酒・タバコ): 少しずつ減らす努力をする。
・レベル小(水質・PFAS): サイエンスウォーターセキュリティに任せて、「水の悩み」をゼロにする。
「水」は、365日、家族全員が必ず触れるものです。
その水を安心できる状態にしておくことは、過酷な環境で頑張る私たちの体への、何よりの労りになります。
「うちの地域の水質はどうなんだろう?」
「サイエンスウォーターで具体的に何が除去できるの?」
気になる方は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。
不安を煽るのではなく、正しい知識とデータに基づいて、最適なご提案をさせていただきます。
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