2024/03/28 16:24
「約7,000万個/ccのウルトラファインバブル」
「シャワーだけで汚れが落ちる」
などなど、株式会社サイエンス(以降サイエンス社と記載)の製品「ミラブルzero」を少しだけ調べてみると、耳馴染みのない用語や、にわかには信じられない効果が出てきます。
聞いたことのない用語や宣伝文句は、一見すると疑似科学のように思えるかもしれません。
しかし、それらの効果や性能は科学的に実証されており、その根拠は複数の論文や研究によって裏付けられています。
今回は、その原理と根拠、エビデンスなどを紹介していきます!
ウルトラファインバブルって何? 誰が決めたの?
「ファインバブル」は、私たちが日常目にする泡よりもずっと小さく、直径が100μm(=0.1mm)より小さな泡です。
そのうち、直径100μm未満で1μm(=0.001mm)以上の泡を「マイクロバブル」、それより小さい直径1μm未満の泡を「ウルトラファインバブル」と呼び区別しています。
「ファインバブル」「マイクロバブル」「ウルトラファインバブル」は、国際標準化機構(ISO)で世界各国の代表者が合議して定義された用語です。
また、「ファインバブル」「ウルトラファインバブル」は、一般社団法人ファインバブル産業会(FBIA)の登録商標でもあります。
ファインバブル産業会承認の製品のみが、「ファインバブル製品」と呼ばれます(1b認証)。
1b認証は、ファインバブル技術を利用した製品・サービスのファインバブル特性に関する指定試験ラボの成績書及び関連の検査工程、効果に関する証拠等の適正さを審査、すべての製品に認証マークを付すことを承認するものです。
ミラブルzeroは2022年6月に、ファインバブル産業会が管理するシャワーヘッド測定規格に基づくファインバブル製品の登録制度規格に認証されました(ファインバブル技術利用製品/登録番号: C1BU7ab0006 )。
なお、「ナノバブル」や「ナノマイクロバブル」は国際標準化機構が定める用語でもファインバブル産業会が定める用語でもないため注意が必要です。
参考:
日本産業標準調査会:国際標準化(ISO/IEC)-ISO照会終了の案件(https://www.jisc.go.jp/international/iso-comment_results.html)
2013年の「TS/P 234 ファインバブル技術(Fine bubble technology)」にて定義されています。
会員一覧|一般社団法人ファインバブル産業会(https://fbia.or.jp/list-of-members/)
サイエンス社がファインバブル産業会の会員一覧に掲載されています。
なぜウルトラファインバブルに洗浄効果があるの?
ファインバブルには、「洗浄効果」「生理活性成長促進」「水質浄化殺菌」の3つの効果があります。
その中でも特に「洗浄効果」がミラブルzeroの原理として重要になります。
その洗浄効果を生み出している原理は、ファインバブルの持つ6つの特徴にあります。
1.疎水的吸着性:ファインバブルを含んだ水は、水に馴染まない物質に吸着しやすい性質がある。
2.マイナスに帯電:水中ではファインバブルの表面はマイナスに帯電するため、酸化鉄微粒子のようにプラスに帯電した物質を引き付ける。
3.ジャッキアップ効果:被洗浄物と固着物の隙間にウルトラファインバブルが入り込み、衝突することで、溶存気体濃度が上昇。より安定な気相であるマイクロバブルが発生し、固着物を剥離させる挙動(ジャッキアップ効果)が確認されている。
4.接触による洗浄効果:ファインバブルが気質表面に加える機械力により洗浄する効果が確認されている(ファインバブルを含んだ水の流動が必要)。産業用途では超音波により洗浄効果は更に向上する。
5.ファインバブルと界面活性剤による洗浄効果:ファインバブル表面が界面活性剤で覆われることで、効率的に繊維に接触させる可能性がある。残留した界面活性剤の剥離にも同様の効果が期待できる。
6.ファインバブルの界面活性効果による洗浄効果:ファインバブル水は水と比較して表面張力が減少する。これにより微細な隙間にも気泡(界面活性剤を含め)が入り込みやすくなる。
これらの効果が組み合わさることによって、ミラブルzeroは洗浄効果を生み出しています。
また、「4.接触による洗浄効果」や「6.ファインバブルの界面活性効果による洗浄効果」で水の流動に触れられているように、ただウルトラファインバブルを発生させるだけでは洗浄効果が高くなりにくいです。
ミラブルzeroは、トルネードミストなど特許取得の独自の機構(特許-6717991)による水流で、ウルトラファインバブルの持つ洗浄効果を引き出しています。
サイエンス社の洗浄実験で、旧製品のウルトラファインバブルシャワーとミラブルplus(ミラブルzeroの旧世代製品)での比較を見るとその違いがわかります。
※アクリル板へ疑似汚れ(でんぷん糊)を塗布し、それぞれの水流を吐出。その背面からカメラにて撮影。室温28℃、水温26℃の条件で40秒間洗浄。左がミラブルplus(UFB濃度=1cc当たり2000万個以上)、右がウルトラファインバブルシャワー(UFB濃度1cc当たり1億個に調整し、ミスト状に吐水)。それぞれ8倍速で再生しています。
また、ファインバブルの洗浄効果についての論文や参考文献について詳しくは、一般社団法人ファインバブル産業会公式サイトをご確認ください。
そもそもミラブルはどうやって開発されたの?
サイエンス社の事業は元々、浄水システムを手掛けるところからスタートしました。
創業者の青山会長は、水道水の残留塩素による刺激が苦手な娘のために、残留塩素濃度を低減できる水質を求めていました。
その中で作り上げたのが「サイエンスウォーターシステム」です。
以来サイエンス社は「ミラバス」など、生活習慣における水にこだわった事業を展開しています。
ミラブルは、生活習慣における水の中で、キャビテーションと呼ばれる現象から着想を得て開発された製品です。
キャビテーション(Cavitation)とは、液体の流れの中で圧力差により短時間に泡の発生と消滅が起きる物理現象です。
船などのスクリューが回転すると発生する気泡による現象で、気泡の衝突や破裂には金属塗装まで剥がすほどの剥離力があり、船舶の抱える問題の1つとして知られています。
サイエンス社の平江氏(専務取締役・2024年3月現在)は元々、そのキャビテーションを発生させないようにする研究に携わっていました。
そこで得られた「水流」や「気泡」の知見と、「生活習慣における水」、そして「ウルトラファインバブル」を組み合わせることで生まれたのが「ミラブル」です。
ミラブルの特徴「優れた洗浄力」や「肌に優しい水流」は、ウルトラファインバブルだけではなく、水流と気泡をコントロールする機構や、青山会長の家族愛によって生まれたものです。
このことからも、ミラブルはサイエンス社だからこそ作り出せた製品と言えそうですね。
なぜTaKaraがサイエンス製品を扱っているの?
当店TaKaraは、大手ハウスメーカーの工事店でもある有限会社高良コーキの販売部門です。
高良コーキは「気持ち良く、心地いい住まい」の創出を理念として多くの建物に携わってきました。
住環境の「きれい」を追求する中でサイエンス製品に出会い、その性能や理念に感銘を受け、正規販売代理店に認証していただきました。
まとめ
当店TaKaraが自信をもってお勧めする、ミラブルzeroをはじめとしたサイエンス製品。
難しい言葉でごまかしている疑似科学ではありませんので、安心してじっくりとご検討ください。
なお、性能の実感には個人差があります。
当店の中にも、ミラブルzeroと市販のシャワーヘッドで違いを実感できなかった、というスタッフもいました。
実感や実体験については、過去記事「【体験談】サイエンス製品の魅力とは?スタッフの声をご紹介」に詳しく紹介していますので、気になる方は合わせてご確認ください。
また、各製品の詳細は、商品ページでご確認いただけます。